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カリスマ栽培家デイビッド・アブリューの来日レポート

ナパ・ヴァレーにあるカルトワインの葡萄栽培を数多く手掛け、ワイン業界では多大な功績を残してきたデイビッド・アブリュー。ケンゾー エステイトのヴィンヤード・マネージャーとして活躍している、カリスマ栽培家です。そのデイビッドが「明日香 2021」のリリースを記念して来日し、去る2月23日(日)にスペシャル・ワインメーカーズ・ディナーを六本木ヒルズ店で開催しました。

 

ケンゾー エステイトとデイビッド・アブリューの深い絆

カリスマ栽培家デイビッド・アブリューの来日レポート

「ブライアント ファミリー」「コルギン」「ハーラン エステイト」など、名だたるワイナリーの葡萄を育て、数多のカルトワインに関わってきたデイビッド・アブリュー。 ナパ・ヴァレーで最も優秀な葡萄栽培家の一人である彼とケンゾー エステイトの縁は、深く結ばれています。2002年よりチームに参画してくれて以来 、20年以上に渡って支えてくれ、ケンゾー エステイトをここまで大きく飛躍させてくれた立役者の一人でもあります。

そのデイビッドの来日とあって、会場の六本木ヒルズ店には50名を超えるお客様が参加しました。

ウェルカムワインの「蓮 2020」を愉しんでいただきながら、辻本 憲三オーナーの挨拶から会は始まります。

「デイビッドとは25年一緒に仕事をしています。いきなり14万本の葡萄樹を抜いて、畑を作り替えろ、と言われた時は、ひどい男だなと思いました(笑)。でもワインづくりで重要なのは畑のコンディションです。そこで、彼に言われた通りに実行することを決意しました。畑の状態がよくなると、いい葡萄ができ、その果実がいいワインになります。そんな当たり前のことを気づかせてくれたのが彼だったのです」

カリスマ栽培家デイビッド・アブリューの来日レポート

そのコメントを受けてデイビッドも応えます。

「憲三オーナーとは長年の間、友情を紡いできました。冬の閑散期はボルドーに行くことが多かったですが、2023年の2月に初めて来日しました。そこで、日本のホスピタリティや食事の文化、他にも感激させられた良い思い出がたくさんありました。だから今回も、日本の皆様と憲三オーナーにお会いしたくて、再び訪問することにしたのです」

カリスマ栽培家デイビッド・アブリューの来日レポート

二人のやり取りを受けて辻本 夏子オーナー夫人も、デイビッドへの感謝と信頼を述べます。

「ワインづくりを始めて25年、四半世紀です。銀婚式ですね。実力主義の欧米では、特に優秀な人ほど同じ職場であまり長く働いてくれません。デイビッドさんがこんなに長くケンゾー エステイトの仕事をしてくれるのは、憲三オーナーとデイビッドさんの心が通じ合っているからでしょう。

デイビッドさんは、ナパ・ヴァレーではカルトワインしか手がけてきませんでしたが、ケンゾー エステイトは年間40万本を生産しています。クオリティの高さを保ちながら、これだけの本数をつくることができる、類まれな栽培家なのです。

ケンゾー エステイトはまた、ここから新たな高みを目指しております。そのためには、憲三オーナーの指揮だけでなく、デイビッドさんに素晴らしい栽培の能力をさらに発揮してもらいたいな、と期待しています」

カリスマ栽培家デイビッド・アブリューの来日レポート

25年の歴史を紡いできた絆が感じられる夏子オーナー夫人のコメントのあと、祝祭の夜にふさわしいロゼ・スパークリング「寿々 2017」で乾杯。この夜のために、ナパ・ヴァレーにて7年連続でミシュランを獲得する日本料理店Kenzo Napaの懐石料理を手掛け、日本の直営レストラン全店の料理を監修する宮石 謙氏総料理長が考案した特別な料理がお客様にサーブされていきます。

 

デイビッドも太鼓判を押す「明日香 2021」の素晴らしさ

数々のカルトワインを手掛けてきたワイン業界の有名人でありながら、デイビッドはとてもフレンドリー。各テーブルを回り、お客様とワイン談義に花を咲かせます。

お客様が気になっていたのが、リリースされたばかりの「明日香 2021」のこと。そしてグレートヴィンテージとなった2021年の「明日香」を、ようやく皆様に披露できることをデイビッド自身も心待ちにしていました。

カリスマ栽培家デイビッド・アブリューの来日レポート

「2021年は、春先から収穫までほぼ完璧な天候でした。粒の小さい凝縮された葡萄ができましたので、飲みごたえがありながらも素晴らしくエレガントな味わいです。そしてフレッシュ。近年ナパも暑くなってきたため、こういった清新な赤ワインは、なかなかできません。『明日香 2021』はケンゾー エステイトのテロワールと、恵まれた天候の極みでしょう」

デイビッドが自信をのぞかせる「明日香 2021」は、例年よりも芳醇な香りは一際高く、味わいにはみずみずしさがあります。召し上がったお客様も同様の感想を抱いたようで、会場のあちこちから「香りがいい」「飲みやすい」といったお声が上がりました。

イベント前には、「明日香 2021」のリリースを記念し、デイビッドがボトルにサインをする場面もありました。

カリスマ栽培家デイビッド・アブリューの来日レポート

デイビッドにサインをお願いする際、夏子オーナー夫人は「気安くサインを頼むなんて、と怒られるかなと思いながら、相談したんですね。ありがたいことに、ニコニコ笑ってサインをしてくださいました」と安堵したそう。デイビッドのサインが入ったワインボトルは限られた数ですので、大変貴重なアイテムです。

カリスマ栽培家デイビッド・アブリューの来日レポート

「本日は『明日香 2021』を愉しんでいただきましたが、その後の2022年や2023年、2024年も全て素晴らしいヴィンテージです。私自身も今から味わうのがとても楽しみです」

お気に入りの銘柄である「明日香」を前に、デイビッドからは今後の「明日香」へ期待を寄せる発言も飛び出しました。

 

一人でも多くの人にケンゾー エステイトのワインを愉しんでもらうために

最後のワイン、レイトハーベストのソーヴィニヨン・ブラン「夢久 2019」が提供され、夏子オーナー夫人から最後の挨拶がありました。

「デイビッドさんは、ケンゾー エステイトは全てのワインで毎年100点をとれるポテンシャルがある、と褒めてくれます。いい点数で評価されるのも光栄ですが、そればかりを追いかけるのは、ケンゾー エステイトらしくないとも思います。

ワインは漢字で書くと『和を持って飲む』。本日のゲストの皆様のようにワインを通じて仲良くなっていただきたい。そして一人でも多くのお客様に飲んでいただきたい。美味しいと思ってもらえるワインをつくっていきたい。

『こんな素晴らしいワインを日本人がつくったんだ』と皆様に知っていただき、新たなファンが増えることを祈っております。2025年はワイナリー開業から15年。今年のケンゾー エステイトにも、ぜひ期待してください」

カリスマ栽培家デイビッド・アブリューの来日レポート

歩みを止めない夏子オーナー夫人の姿勢に、会場からは万雷の拍手が起こります。

ケンゾー エステイトが目指すのは、高品質のワインを一人でも多くの人に愉しんでもらうこと 。皆が幸せになるための目標に向け、これからもデイビッドたちスタッフと手と手を取り合い、心を打つワインを手掛けていきます。

 


ヴィンヤード・マネージャー デイビッド・アブリューについて、「製造チーム」ページにてご覧いただけます。
https://www.kenzoestate.jp/team

 
ワイナリーツアーの詳細は、以下のページにてご覧いただけます。
https://www.kenzoestate.jp/tour


ケンゾー エステイトのワインは、オンラインショップおよび直営店にてお買い求めいただけます。
 
【オンラインショップ】
https://shop.kenzoestate.jp/

 
【直営店】
広尾店
TEL:03-3448-0555
WEB:https://tr.kenzoestate.jp/hiroo/wineshop

 

六本木ヒルズ店
TEL:03-3408-1215
WEB:https://tr.kenzoestate.jp/r_hills/wineshop

 

銀座店
TEL:03-3572-1215
WEB:https://tr.kenzoestate.jp/ginza/wineshop

 

大阪店
TEL:06-4799-0701
WEB:https://tr.kenzoestate.jp/osaka/wineshop

 

祇園店
TEL:075-533-1215
WEB:https://tr.kenzoestate.jp/gion/wineshop