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ナパ・ヴァレー便り―葡萄畑からワイナリーへ

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ケンゾー エステイトのワイナリーより近況が届きました。約2ヶ月に渡り行われたハーベスト(葡萄の収穫)が先日終了。2022年の葡萄の出来はどうだったのでしょう。

葡萄がワインへ生まれ変わる第一歩

ケンゾー エステイトの畑では、たわわに実った葡萄がヴィンヤードチームによって摘み取られ、次々とワイナリーへ運ばれていきます。そしてここからは、ワインメーキングチームの出番。運び込まれた葡萄は、痛まないように空気が冷たい朝のうちにコンベアに投入され、選別。葡萄はクラッシュ(破砕)され葡萄ジュースとなり、ステンレスタンクへ移されます。葡萄からワインへの変化がいよいよ始まるのです。

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ワイナリーに運び込まれた葡萄
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フォークリフトを操り、葡萄を選別用のコンベアに投入するワインメーカーのマーク・ネインズ

ステンレスタンクに移された葡萄ジュースは発酵を始め、糖分がアルコール分に変化していきます。濃厚で豊かで、香しく甘い葡萄ジュースが、気高いワインに変わっていく最初の過程です。発酵が進み、アルコール分が増加し、糖分がほぼゼロになったところで、発酵終了。ワインをタンクからオーク樽に移し替える作業「バレルダウン」が行われます。このあと長い年月をかけて、ワインはケンゾー エステイトのケーブの樽のなかで熟成を重ねていくのです。

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バレルダウンをするワインメーキングチームの黒田さん

2022年も理想的な天候に

10月20日(木)、ケンゾー エステイトでのハーベストが無事に終了しました。理想的な天候に恵まれ、大変良いヴィンテージとなった2022年。白とロゼは来年2023年、赤は2025年に皆様へお届けできる予定です。ぜひご期待ください。

そして、収穫が終わっても忙しい日々が続く葡萄畑とワイナリー。葡萄畑ではこれから始まる雨季に向けて、水はけを良くするための水路が掘られ、土壌浸食防止のために敷き詰められた藁が、美しい縞模様を描いています。

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現行(2022年10現在)のヴィンテージは、「あさつゆ」「結 yui」「夢久 muku」が2021年、「紫鈴 rindo」「明日香 asuka」が2019年、「紫 murasaki」「藍 ai」「清 sei」が2018年に収穫した葡萄で作られたワインです。数に限りがありますので、ぜひお早めにお求めください。
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